がんロコモとは?

「がんロコモ」とは、がん自体あるいは「がん」の治療によって、骨・関節・筋肉・神経などの運動器の障害が起きて移動機能が低下した状態です。
進行すると、日常生活が不自由になり、介護が必要になるリスクが高まるだけでなく、がんの治療自体にも影響します。

その痛み、がんの痛みですか?

「がん」に罹患している方は、運動器の痛みを「がんの痛み」だと思って我慢し、あきらめている場合があります。
その痛みはがんロコモドクターが解決できるかもしれません。「がんの痛み」の場合にも、薬による鎮痛以外に、 必要な安静や生活指導、 時には手術を受けることで、 改善できるかもしれません。
がんロコモドクターは、このような状況の患者さんやそのご家族に相談をいただける窓口です。

どうして「がんロコモ」になるの?

「がんによる運動器の問題」、「がんの治療による運動器の問題」、そして「がんと併存する運動器疾患の進行」の3つが大きな原因です。

がんによる運動器の問題

がんが骨にできて(主に骨転移)痛みや骨折、麻痺を生じます。骨転移は、他の部位(臓器)に発生した「がん」が血液にのって骨に運ばれて腫瘍を形成することをいいます。骨転移はすべての「がん」で起きる可能性があります。骨転移によって、痛みや骨折、麻痺を生じると「がんロコモ」につながります。

がんの治療による運動器の問題

抗がん剤投与や手術のため長期間の安静による筋力低下、抗がん剤の副作用による神経の症状、手術や放射線治療による運動器の障害、などにより、移動機能が低下した状態です。

がんと併存する運動器疾患の進行

がんの治療が優先されるために、元々ある運動器疾患の診療が後回しになって悪化することがあります。これも「がん」が影響し運動機能が低下した状態です。運動器疾患の診療もがん診療と並行して適切に行われる必要があります。

「がんロコモ」を解決するには?

お近くのがんロコモドクターにご相談ください。
がんロコモドクターは特にがんロコモに関する知見に長けた医師です。「がんロコモ」の対策をとることで、痛みを軽減できたり、立つ・ 歩くなどの移動機能を維持・回復できたりすることがあります。ご自身やご家族で思い当たることがある方はぜひご相談ください。

「がんロコモ」関連記事

「がんであっても「動ける」ために〜知っておきたい「がんロコモ」〜」
是非ご一読ください。
https://locomo-joa.jp/withcorona/cancer/

本会がんロコモワーキンググループメンバー(すべてがんロコモドクター)

帝京大学医学部附属病院 整形外科
主任教授 河野 博隆
吉川中央総合病院
院長 阿部 哲士
埼玉医科大学病院 緩和医療科
教授 岩瀬 哲
帝京大学医学部附属病院 リハビリテーション科
教授 緒方 直史
順天堂大学 整形外科・リハビリテーション科・緩和ケアセンター
髙木 辰哉
国立病院機構東京医療センター
特命院長補佐・診療部長(整形外科科長併任) 森岡 秀夫
大阪警察病院 脊椎・脊髄センター
副部長 大島 和也
神戸大学医学研究科 リハビリテーション機能回復学
特命教授 酒井 良忠

オブザーバー

千葉大学医学部附属病院 整形外科
講師 古矢 丈雄
埼玉医科大学病院 リハビリテーション科
教授 篠田 裕介
帝京大学医学部附属病院 整形外科
准教授 今西 淳悟
帝京大学医学部附属病院 整形外科
平畑 昌宏

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