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第7回NPO法人おれんじの会市民公開講座

第7回NPO法人おれんじの会市民公開講座 報告書 平成28年11月15日 NPO法人おれんじの会 理事長 渡邉利絵 開催日時:平成28年11月13日(日) 14時から16時30分まで 会場:海峡メッセ下関801会議室 公開講座のテーマ:股関節疾患と歩行障害 講師:山口県済生会下関総合病院 整形外科 藤澤武慶(ふじさわたけのぶ)医師 参加者数は延べ20人と、目標に比べて少なめでした。同日に多彩な催しものがある中で、この分野に深く関心をもっておられる方々にお越しいただき、会場から、熱い思いが伝わってくる状況でした。 今回も要約筆記しものせきの皆さんがボランティアで入ってくださいました。要約筆記とは、主に、聴覚に障害のある方を対象として、話し言葉の要旨を文字で表示、いわゆる「字幕」として同時通訳し、読めるようにするものです。聞きなれない医学用語が出てくる医療講演会などでも、「聴いてわからなかったけれど、文字にすれば、ああそうか、と分かる。」と、前回好評でした。 この事業は山口きらめき財団の助成事業です。財団から森永様が参加してくださいました。 健康寿命を延ばし、高齢になっても生き生きとした暮らしをするために、現在推進中のロコモティブシンドローム啓発活動の一環として、今回、ロコモチャレンジ推進協議会のビデオ「トライ40」上映を行い、ロコモ大賞キャンペーンのお知らせチラシ、ロコモティブシンドロームのパンフレットを配布しました。 公開講座の始まる前にスクリーンに「トライ40!」が上映されますと、会場は意表を突かれた面白さに皆さん驚かれましたが、緊張感もほぐれたところで和やかな雰囲気の中、藤澤先生の講演が始まりました。 股関節の主な疾患4つ、変形性股関節症、関節リウマチ、特発性大腿骨頭壊死症、FAIについて、詳しくスライドの図解や動画で説明がありました。ついで治療方法についても具体的なお話がありました。薬、手術、リハビリについて、病気ごとに同じところと違うことを整理できました。リハビリ・運動療法については「ロコモチャレンジ」のパンフレットに出ている運動療法を実践してください、ということでした。たくさんのスライドと、内容の濃いお話をみっちり90分間、皆様お疲れさまでした。 会場内では、改めて、ロコモティブシンドロームのパンフレットを開いて、トレーニングのところを読み返す姿が見られました。 時間の都合上、会場での質疑応答は行わず用紙に記入して回収し、講師からの回答は後日お届けする方式となりました。 参加者の皆様のうち約半数からアンケートにご回答いただきました。ご協力ありがとうございました。講演内容については、わかりやすかったという意見が多かったものの、4分の一の方が難しかったと答えておられました。講師にフィードバックして、今後の講演に反映していきたいと思います。 ※トライ40:40センチの椅子から、何もつかまらずに、片足で立ちあがること。これが出来れば、正常。ロコモの心配はありません。ビデオでは、いろいろな年齢やお仕事の人たちが出てきます。神主さんと巫女さんが並んで立ち上がる、といったシーンもありました。 ※40センチ:およそ洋式トイレの便座の高さです。普通の椅子はもう少し高めになっていて、42から43センチが多いです。 特発性大腿骨頭壊死症の療養相談会 当事者とご家族より、相談がありました。個人情報保護のために、詳細は記載できませんが、手術方法と時期について、どう考えたらよいのか、痛み止めの使い方について、リハビリで手術前にできることは何があるかなどでした。 市民公開講座の開催にあたり、ご支援くださいました皆様に心より御礼申し上げます。 (文責 渡邉利絵) 写真説明 受付を設置したところです。 講演 要約筆記。右側スクリーンに、演者の話が字幕として表示されています。

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渡邉 利絵