この度、公益財団法人運動器の健康・日本協会が主催する2019年度 第7回運動器の健康・日本賞に、当院が行っているロコモ啓発活動「京(今日)からロコモチャレンジ!~水中ウォーキングを中心とした運動器の健康増進への取り組み~」で、光栄にも奨励賞を頂きました。
当院では2008年より整形外科医を中心に、多職種連携で地域健康増進活動(地域・水中ウォーキング、健康教室など)に取り組み、地域住民に運動の機会を提供してきました。その結果、ロコモ予防の重要性が認知され、地域住民の運動の動機付け・運動の継続に繋がり、地域の行動変容をもたらしました。京都市からも2012年に京都マラソンでの健康増進に対する取り組み、2015年に地域活動に関して「きょうと地域力アップ貢献事業者」、2018年には、永年にわたり魅力と個性あふれるまち京都の実現に貢献したことで3度表彰を頂きました。また、ロコモアドバイスドクターとして、本サイト『ロコモ ONLINE』に、2012年から100回以上の記事を掲載し、全国に活動を発信しロコモの予防啓発を継続したことも、本賞の受賞に繋がっています。
4月14日には、東京・明治記念館にて表彰式が盛大に行われ、同協会の丸毛啓史理事長から表彰状を頂きました(写真)。その後、地域での運動器の健康増進の独創的かつ優れた活動として、私も発表させて頂きました。改めて、運動器の健康の重要性を知ってもらうこと、運動器の疾患や外傷・障害の予防・改善のために教育、啓発することを、さらに実践していきたいと感じました。
今後も本協議会、大学、地域の医療機関・医師会・行政などの各種団体と連携し、ロコモの重要性を啓発し、健康寿命延伸に繋げていきたいです。