このテストでは歩幅からロコモ度を測定します。
歩幅をしらべることで、下肢の筋力・バランス能力・柔軟性などを含めた歩行能力を総合的に評価します。
2歩幅 (cm) ÷ 身長 (cm) = 2ステップ値
参考:村永信吾 他:昭和医学会誌,2003;63(3):301-308
横軸は計測する人の年代、縦軸は2ステップ値を表します。
赤色の曲線は、各年代の平均値を表しています。 その上下の白線はSD(標準偏差)に基づく数値で、赤色の線より上の「+1SD」は平均値より標準偏差1つ分高い値(偏差値60に相当)、「+2SD」は2つ分高い値(偏差値70に相当)、赤色の線より下の「-1SD」は標準偏差1つ分低い値(偏差値40に相当)、「-2SD」は2つ分低い値(偏差値30に相当)を表します。
グラフ背景は水平方向の移動機能の高さを示す区分(青色→黄色→赤色の順に高い)で、青色の区分はロコモには該当せず、黄色はロコモ度1、オレンジ色はロコモ度2、赤色はロコモ度3に該当します。
テストの結果はいかがでしたか?
定期的にロコモ度テストを行い、移動機能の状態をチェックしましょう。
ロコモ度は立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25の3つのロコモ度テストの結果をもとに判定します。
各テストの結果がロコモ度1、ロコモ度2、ロコモ度3のどの段階に該当するかを調べます。
該当したロコモ度のうち、最も移動機能低下が進行している段階を判定結果とします。どの段階にも該当しない方はロコモではありません。